思い込み。

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私の悪口を言っているんじゃないかって、臆病になてしまっているんだ。 コンビニではなにも買わずに後にする。 入り口で傘を開く。 女の子だって言うのに、この傘は黒色だし、大きすぎるし――本当は大切な彼に使って欲しかった―― あの時のことが頭を過ぎる。 下唇をかみしめて、涙を堪えて走りだす。
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