思い込み。

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視線を足元にむけると、深い水たまりを踏んでいることに気が付いた。 水面は鏡面のように自分の顔を映していた。 情けなく惨めな自分がいる。それがどれだけ腹立たしいことか。 怒りと涙がこみ上げる。 頬から伝い落ちた涙、雫が水たまりとおいう水面に落ち、小さな波が立ち、自分の姿を掻き消す。 そう。 私は消えると決めたんだ!
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