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第2話 黒神のラーメン 第2節
坊主頭の野球部の先輩に誘導され、車は校庭の臨時駐車場に向かっていく。
ざっと、60台近い車が駐車しており、車から降りた、制服に身を包みし同級の友が、今日の主役を謳い、闊歩していく。
「さぁ。着いたわよ。クラス分けの表が、何処かに張り出されているはずだから探してきなさい。」
「分かった。お母さんは?」
「私は、体育館に行くから。」
「うん。また後でね。」
私は、車を降りる。他の生徒に着いていけば分かるだろう。
「頑張ってきなさい。」
「うん。分かった。」
一体何を頑張るのだろうか。まぁ色々となのだろう。黒いアスファルトを、ローファーでかき鳴らしながら、人の流れに付いていく。
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