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「本当に幸せそうにご飯食べるな。栞は。」
「そこはお父さんに似たのね。」
「そうかもしれないな。よし、じゃあ父さんはそろそろ行くよ。」
お皿を流しに戻し、玄関に向かう。
「「行ってらっしゃい」」
「行ってきます。高校生おめでとう。」
「ありがとう。」
「私達も急がなくちゃ。早く食べて、制服着てきなさい。」
「うん。」
急いで、口にパンを詰め込み、水で押し流す。
外から差す太陽の光と、ウグイスの鳴き声。
あぁ。学校が始まるんだ。
高揚とも、緊張とも取れる昂りの中、私は2階の自室に戻る。
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