2020/1/12

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2020/1/12

朝から胃がキリキリと痛む。 努めて気づかない振りをして何とか食べれそうなものをゆっくりとスプーンで口に運ぶ。 わたしの親は相当な毒親だと思う。 反抗期に入るとそれが爆発して壁に穴を開けたり家出して帰って数日来なかったり。 当然帰ると説教とキツいお灸を据えられる。 何をされるか分かったものではない。 その当時の私は"それ"が終わるまでジッと耐えるしかなかった。 外から鍵を掛けるぞとまで言われたがそれはほぼ軟禁をするぞと脅迫しているようなものだ。さすがにそこまではしなかったが、玄関からすぐの和室で父は寝るようになり、窓からロープを垂らして降りるに至った。 何回そんな事を繰り返しただろう、いや何十回そんなことをしただろう。 毒親の呪縛から強行突破するには隙をついてそうする他なかった。 行き先は何処でも良い。 ただ、親に連絡が行くような事だけは避けなければいけないと子供ながらに思った。 あの人たちから逃れたい一心で夜行列車に飛び乗り東京や大阪まで行くこともあった。 この心理的圧力は幼い時から強制的に植え付けられたもので、何年或いは何十年と続いて抜け出せない。 いちおう寝る場所と食事、ネットが提供されそれに浸かりきってしまう。 何度も吐き気に襲われトイレに入ってと何も胃に入っていないので何も出ない。 穏やかさを切望しているのにわたしは何をやっているんだろう。
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