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標的は人妻。専業主婦【団地売春の取材】
くれぐれも、団地の特定はしないでください。
そして、団地に暮らす方にとって不快な文章になっていたら本当に申し訳ありません。
すべての団地がそうではなく、本当に稀なケースだと思って読んでください。
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雑誌記者が本のなかで書いていたことがあります。
『団地に干してある布団はエロティックだ。』
『団地に干してある下着に欲情する』
このような感覚は、女性である私には理解はできません。
私は白昼、ある団地の取材に出向きました。
この時点では、雑誌の企画になる可能性がありましたので、カメラマンも同行していました。
のちに、この企画は没になります。
なぜだかは、読み進めてほしいと思います。
私とカメラマンは団地の一棟一棟を眺めながら歩いています。
約束の女性が「一時間遅れる」というので、団地の敷地内でぶらぶらとしていました。
この女性とは何度かやり取りをしていて、
「売春の元締めがいる。その人間について洗いざらい教えてあげる」
と言っていたので、取材させてもらうことにしていました。
一時間経過まであと少し。
時計を見ると、あと十分ほどです。
さっきまで、
『あと二十分で行きます』『あと十五分』などと連絡を入れてきた女性からの連絡が途絶えています。
「もう向かってるんでしょう」
カメラマンは言いました。
私もそうだと思いました。
ですが、時間になっても、時間を過ぎても、一向に現れないのです。
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