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性的なことはお金を貰わないとばかばかしい?
さらに、「ただでヤラせるのはもったいないって気づいた」と言います。
これ、非常に深刻な問題なのです。
込み入った話になりますが、太古から、売春婦という職業はあったとされています。
性的な関係の見返りに何かをもらう。
哲学者のカントも、結婚は性的な契約だというような趣旨の言葉を残しています。
性器の契約。
ですから、「(専業)主婦は娼婦だ」などという論説もあるわけです。
性的な関係を結んで食べさせてもらうというわけです。
ですが、そのように考えていない女性だって多く存在しています。
純粋に、好きな彼に抱かれたい。
好きな人に抱きしめてもらうと幸せになる。
愛し合うのは好きな人と。
そういう純真・純粋な考えを持っている女性のほうが多いはずなのです。
そのなかで、性はお金になると考えるのは、性的な職業についている人だけだったはずなのです。
性的な職業についている人だって、恋人との関係はそのように「お金だ」とは思っていない人もたくさんいるはずです。
それが、まだ若い、性的職業の女性でもない大学生が、そのような価値観を持つとなるとものすごくまずいのでは…と思ってしまいます。
生きづらくなるような気がするんです。
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