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団地売春の元締めをバラすといった主婦は現れなかった、そして…
私もカメラマンもこの女性に実際に会ってはいません。
自撮りの写メ、SNSなどで知っているだけでした。
住まいの住所も具体的には聞いていませんでした。
結局、私たちは二時間半待ちましたが、現れなかったのです。
こういうことが実は昔からよくありました。
JKとの取材もすっぽかされることが多かった。
さまざまな『裏』を話したがる方はドタキャン常習である人が多いという印象を持ってしまうほど、ドタキャンされることが多かったです。
ですから、今日も不発ということで、私たちは解散しようか、ということになりました。
ふと、団地の一軒一軒を見ていると、決まった色のタオルが干されていることに気づきました。
点、点、と、あの家、この家、こっちにも、こっちもか。
何色とは書きませんが、同じ色なんです。
そのタオルが、ほかの洗濯物と一緒に干されている…という感じではなく、手すりに掛けて干されていて、こちらに何かを示しているように見え始めました。
その日は残念ながらそのまま帰路につきました。
くだんの女性に何度連絡を入れても返信はありません。
既読はつくので、あぁ、バックレですね…と思っていました。
その後、一切連絡を取れない場合には、ブロックされてしまうのです。
既読がつく。
このような場合、後日、「あの日は体調が悪くて」とか、「反社会的な人に脅されていて」などと言い訳をし、別日に取材できることもあるので、期待していました。
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