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【概要〜報告書〜】
打つのも大変だったので、アニヲタwikiとpixiv百科事典から文章を抜粋させていただきました。
以下が報告書の内容です。本家サイトではまさかの画像です。雰囲気を味わいたい方などは本家サイトをご覧になってください。
『SCP-444-JP
オブジェクトクラス:████ けてるけてるけてるけてるけてるけてる
赤時化 夜薙げ
緋色の鳥よ草食み根食み
気を伸ばせ
赤し毛 柳毛
緋色の鳥よ草食み根食み
毛を伸ばせ
阿傾け 矢投げ
緋色の鳥よ
九叉食み音食み卦を伸ばせ
あいつらの企みがうまくいっている内はよかった。
だがあいつらは失敗した。しっぱいしたんだ
(中略)
補い3:暴動が起きた。おれたちは実験をやりすぎた。奴は肥え、拡大し、
SCP-444-JPをただ知っていただけだった連中も支配した。
■■人を食う。人の心を食う。言葉や文字、声は奴にとって狩り
■■■■■■エサを乗せる食器だったんだ。何も知らずにおれ
■■■■■■やりすぎた。奴は成長し、拡大し、おれたちの血に混
■■■■んだ。おれたち全員の血にだ。全員むさぼられた。
■■■■■■57回も記憶処理装置を頭にぶち込んで何とか生きてる。
■■■■奴は忘れることをゆるさない。もう皆死んだ。サイト8141は封
■■鎖した。奴をこれ以上成長させないために、おれも死■
■■■■知るな。それだけで奴にねらわれる。
■■■■にエサをやるな、奴をあの原野に閉じ込め続けろ
■■
エサをやるな
知るな
閉じ込めろ 』
【概要〜解説と『認識の鳥』〜】
……如何でしょうか。
■は血で読めなくなっている箇所です。「やりすぎた」の辺りには目のように見える血の痕があります。
上記のことは大体本当のことなのですが、1つだけ説明していないことがあります。
それは「人の心を食らうことで成長し、より強い力を身につけてしまう」という点。
この祝詞はただの幻覚のループギミックではありません。
幻覚にとらわれた人間は意識、認識、精神を飛ぶ『緋色の鳥』……『認識の鳥』に心を食われ続け、それによって緋色の鳥がどんどん強くなる仕掛けです。
このSCPとその効果は、SCP-444-JPを発見した機動隊員が読み上げて幻覚に捕らわれた事で発覚しました。
その機動隊員は幻覚を抜け出したあとに記憶処理を受けさせていたのですが……
しばらくたってから業務中に突如「緋色の鳥よ 未だ発たぬ」と 8度にわたって呟きながら発砲し、4名死傷・2名重傷という事件を起こしました。
その後、問題の機動隊員を調べると消したはずの記憶が完全に復元され、そのせいで強迫性障害と退行を起こしていることが発覚。
この時点で、記憶処理すら効かないほどにSCP-444-JPの力が強まっていることがわかります。
そして、事件は起こってしまいました。
今まで読み上げることでしか幻覚に支配されなかったSCP-444-JPの性質は、 「ただ知っているだけ」の人間すら支配できるものへと成長してしまったのです。
恐ろしいことに、この文章の『緋色の鳥』は幻覚世界にやってきた生き物を食べる事で成長するという意識の世界を飛ぶ認識の鳥であったのです。
そんなことを知らない財団。
皮肉なことに、通常のSafeオブジェクトと同じく収容をより確実なものにしようとSCP-444-JPの実験を数多く行ってしまいました。
結果、餌を大量に得たSCP-444-JPは初期の『文章を読み上げることで発現』から『記憶処理すら無効化して存在を知っている・知っていた者、被害者の血の付着した紙を見た者に発現』させる段階まで成長し、SCP-444-JPの研究・実験を行っていたサイト-8141は幻覚による暴動で壊滅。
これに対し、財団……もっと言えば辛うじて正気を保った職員(補い3を書いた職員と思われます)は情報の機密性の優先、そして分類自体の無意味さからオブジェクトクラスを『無し』に更新。
SCP-444-JPを知る者の死体や血液が付いた紙媒体は全て地下深くの特別収容カプセル内に収容、内容を知らされずに収容・移送に関わった財団職員に対してすら大規模な記憶処理を施すなど徹底的に隠蔽。
SCP-444-JPのページへのアクセスはクリアランスレベル5の職員であっても制限。
それらSCP-444-JPに関するあらゆる情報を完全に破壊し全ての仕事を終えた後、その職員は看取るものもなく1人死亡(もしくは終了)したと思われます。
こうしてSCP-444-JPを知る者はこの世からいなくなりました。
心を持たない電子データであるSCP-444-JPのページと緊急対処プロトコル“焚書”を除いて。
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