オブジェクトクラスって?

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オブジェクトクラスって?

【最初に】 SCP財団では、収容しているオブジェクトに「オブジェクトクラス」というものが付きます。 要するに、危険度みたいなものです。 ここでは主要3つともう2つを紹介しましょう。 【概要】 ・Safe(セーフ) Safeクラスのオブジェクトは、容易かつ安全に収容できます。 しばしば財団がこれまでにそのオブジェクトを十分によく研究しているため収容にそれほど多くの資源を必要としなかったり、そのオブジェクトが動作するにあたって具体的かつ意識的な活性化または誘因を必要とする、という事実によります。 「Safe」と分類されてはいるものの、これはそのオブジェクトを取り扱ったり動作させたりした際に危険がないということを意味するわけではありません。やらかしたらとても危険だったりすることも。例えば……辺り一面を更地にしてしまったり、ね。 ・Euclid(ユークリッド) Euclidクラスのオブジェクトは完全に収容するのにより多くの資源を必要とするものや、その収容が必ずしも信頼できるものではない場合に適用されます。 そのオブジェクトの性質が十分に解明されていないか、本質的に予測不可能であることによります。 Euclidは「とりあえずここで」的な感じで収容されているオブジェクトクラスで、他の標準のオブジェクトクラスのいずれにも分類しがたいオブジェクトは通常は、このクラスに分類されます。 特に自律性、自我、知性を持つオブジェクトは、それ自身が思考または活動することにより本質的に予測不可能であるため、通常はEuclidに分類されます。 ・Keter(ケテル) Keterクラスのオブジェクトは……大体がとても危険です。 継続的または確実に収容することが極めて困難であり、しばしば収容プロトコルが大規模で複雑なものになるものです。 財団はこれらのオブジェクトに対する確固たる理解を得ていないか、これらのオブジェクトを適切に収容または対抗する技術に欠けているため、これらのオブジェクトを上手く収容できないことがしばしばあります。 例えば、収容違反が起きたり……その際や収容・実験の際に死亡者がえげつないことになったり……。 「Keter」に分類されているということは、そのオブジェクトが危険であるということを意味するわけではなく、単純に「収容するのが非常に困難、または費用がかかる」ということを意味します。 ・Neutralized (ニュートラライズド) 何らかの事情で破壊された、使用不能になった、その他の要因で機能を喪失したか、異常性を示さなくなった元・異常存在といったところでしょうか。 将来に異常な性質が復活した時や、類似する性質のオブジェクトが発見された時などに備え、記録として残されています。 ・Thaumiel (タウミエル) 存在そのものが最高機密とされるオブジェクト。 財団でも一握りの職員しか知らされていません。 Keterクラスのオブジェクトのような危険な存在を収容、あるいは無効化するために財団が利用している異常存在で、創作陣からは「反Keter」「超Keter」とも例えられます。 人類側の切り札と言っても過言ではありません。 【最後に】 財団では、オブジェクトを部屋に入れたり、物によってはロッカーに鍵を掛けて置いたり、時にはオブジェクトがある場所を柵で囲んだりと色々な方法で収容しています。 人にとって有益(?)なものから、「知ったら死ぬ」なんて物騒なものもあります。 財団はいろいろ大変なようですね。 次回は、SCP財団の職員について軽く触れていきます。 SCPオブジェクトの報告書などによく出ている、研究員、A〜Eクラスの職員、O5評議会などについての解説です。
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