財団の職員のあれこれ

1/1
前へ
/125ページ
次へ

財団の職員のあれこれ

【最初に】 財団職員の階級とかはたくさんあります。 ここでは、SCP財団の報告書で出てくることが多い階級などについて解説します。 【A〜Eクラスの職員】 ・Aクラス Aクラス職員は財団の戦略行動上、重要と考えられ、いかなる状況下でも怪異に直接接触することが許可されない職員です。 Aクラス職員が異常存在に直接接近せざるをえない状況 (施設に収容ユニットが存在するなど) では、Aクラス職員はそのような異常存在を収容する施設周辺にアクセスすることは許可されず、常に安全な場所に居なければなりません。 緊急事態では、Aクラス職員は即座に指定されたサイト外の安全地帯に退避しなければなりません。 後述するO5評議会員はクラスA職員です。 ・Bクラス Bクラス職員は各地での財団の運営上、重要と考えられています。 検疫をパスし、精神影響効果やミーム的物体の可能性をクリアした異常物体・存在・怪異への接触のみ許可される職員です。 収容違反事件や財団施設に対する敵対的な攻撃が発生した場合は、Bクラス職員はできる限り迅速に、指定されたサイト外の安全な場所へ退避しなければなりません。 ・Cクラス Cクラス職員は、極端に攻撃的または危険ではない、ほとんどの怪異へ直接接触する職員です。 精神影響効果やミーム性の可能性のあるものへ直接接触するCクラス職員は検疫義務に従い、必要とみなされればセキュリティ担当者により心理鑑定を受けることになります。 収容違反や財団施設に対する敵対的な攻撃が発生した場合は、サイト全域での収容違反やその他の大事件の場合、Cクラスの非戦闘員は施設のセキュリティ担当者の判断により安全な封鎖エリアへ報告するか退避することになります。 ・Dクラス Dクラス職員は、特別危険な怪異を制御することに消耗される職員で、A、Bクラス職員との接触は許可されません。 Dクラスは基本的に、全世界から暴力犯罪による受刑者、特に死刑囚から徴用されます。必要に迫られた際には、適切な状況で、それ以外の出所、政治犯や難民、その他の民間から財団が身柄を確保することを許可するプロトコル12が施行されます。 Dクラス職員は標準的な心理鑑定を義務付けられ、毎月の終わりに施設のセキュリティ担当もしくは医療担当者の判断のもと、少なくともBクラス強度の記憶処理か「解雇」を実施されます。 施設で大事件が発生した場合、Dクラス職員は施設のセキュリティ責任者が必要だと判断した場合を除き、即座に解雇されます。 要するに捨て駒です。 ・Eクラス Eクラス職員は暫定的な分類で、新たに指定された異常物体・存在・現象に対して安全を確保し初期の収容を確立する際に危険に曝される可能性のあるフィールドエージェントや収容担当者に適用されます。 Eクラス職員はできる限り迅速に検疫を受け、監視され、行動や人格、精神に有害な変化が無いか検査され、ひと通りの事情聴取を受けた後、心理療法士と医療スタッフによって完治できた場合のみ、職務に復帰することになります。 【研究員、O5評議会員】 ・研究員 研究員は財団の科学的な部門で、世界中から引きぬかれた特に賢く、訓練された研究者です。 化学から植物学まで、理論物理学や宇宙生物学のような学問や専門化された分野まで想像できるあらゆる分野の科学者によって、説明できない怪異をより理解し、どう扱うかを知ることが財団の研究計画の目標です。 ・O5評議会員 O5評議会は財団最高位の管理者で構成される委員会です。 収容中の怪異に対する全ての情報への完全なアクセスにより、O5評議会は世界中の財団の活動全体を監督し、長期戦略計画の指針を定めます。 個々人の秘密性のため、O5評議会員はあらゆる異常物体・存在・現象に対し直接接触することができません。 さらに、O5評議会員全員の個人情報は機密事項。 全ての評議会員は識別番号でのみ言及されます (O5-1からO5-13)。 【最後に】 如何でしょうか。 ざっくりまとめると、 ・A、Bクラスの職員=めっちゃ大事な職員。オブジェクトに触れたりできない ・Cクラスの職員=様々な怪異に触れる職員。メンタルケアとか大事。 ・Dクラスの職員=捨て駒な職員。オブジェクトに触れるのは大体こいつら。 ・Eクラスの職員=「とりあえず」な職員。療養中心的な雰囲気。 ・研究員=あらゆる分野の科学者。めっちゃ頭がいい。 ・O5評議会員=謎が多すぎるトップの集団。オブジェクトには触れられない。 といったところでしょうかね。 次回は「SCP財団における要注意団体」をいくつか紹介します。
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加