12月30日

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蒼 side 瑞久を怒らせてしまい 素直に謝るのが一番 冷静に考え 瑞久のベッドで寝てしまった私が悪いし 気を許していたから…いや 菜々ちゃんが悪いでしょ ほんと何考えてるかわからん 家に帰り 父がリビングに居たから 「夜 瑞久んちに泊まるから」 「んー そうか 栞に言っとく」 「お願い」 母は今日遅くなると言ってたから 夜ごはん なんだろう 「今日 何する?」 「海鮮の寄せ鍋」 「野菜切る?」 「おぉ 頼む」 父は 鍋に出汁を入れてくれて 私は 白菜を切っていたら インターホンが鳴り カキが届いた ナイスタイミング! 豪華な鍋になるな 瑞久からも連絡が来て 年内に間に合って良かった 航 お父さんと3人で食事をし 姉と母の分はちゃんと残しておいた お風呂へ入り 自室で 瑞久からの連絡待ち 明日も 午前中はトレーニングして 夜遅くに 2人で神社へ行く予定だ 瑞久から連絡がきて 完全防備で家を出る 佐江さんと秀人さんにお礼を言われ いつもお世話になっているのでと返事をする 瑞久が 「コンフィにして食べたよ」 「コンフィ?」 低温のオイルでカキをじっくり煮込んで ふっくらジューシーに仕上げる料理らしい お洒落だな ~~~~ アオが来てくれて 自室へ 旅行で食べたカキも美味しかったし お好み焼きも でも やっぱり 桃のパフェが 衝撃的な美味しさだった また連れていってくれると 約束してくれたから アオを信じる せっかくお風呂で温もったから ベッドへ入り話そうと うつぶせで 旅行中の画像を見ながら イブも クリスマスも 素敵な日だったねと話す 2人で撮った画像が沢山増えて… 「アオ」 「ん」 「毎日写真送ってね」 「自撮り? キモくな イテテっ」 耳を引っ張る 「元気かどうか確認するの」 「じゃあ 瑞久も送ってや」 「それは…大丈夫」 「いや 確認させてよ」 「えー」 「瑞久が送ってくれたら 送る事にする」 「アオが先に送ってくれたら 私も送る」 「んー わかった」 後1ヶ月だもんね… いっぱい甘えよう アオの腕に手を絡ませ 頭を寄せる 「もう眠い?」 「ううん」 ~~~~ 甘えられると… にやにやしてしまう 理性を総動員し クールに 瑞久が横向きになったから 電気の明るさをおとし 腕枕をして 瑞久が抱きついてくれて 1日の終わりに 瑞久が隣に居てくれたら 幸せな気持ちのまま寝れるな 瑞久がこっちを向いて 額にチュッとすると 「ちがう」 可愛い瑞久の唇へキスをしたら 笑顔を見せてくれて 理性が崩れそうで危ない状況 ここは 「瑞久 愛してるよ」 「私も アオのこと愛してる」 わっ ヤバい もうね 我慢なんて できませんよ 「…っ…ん…んんっ…」 瑞久の腰を抱いて 唇を重ね 深くキスをする 腰から背中に触れて 掌から指先で優しくゆっくりと下から上へ撫でる
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