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エピローグ
今回のイベントについても、テレビで放送された訳だが、前回とは視聴者の受け取り方もかなり変わっていた。
『ライブ良かったよ。結果なんて、観客の好みによるものでしょう』
『あの敗戦から続けているとは思わなかった。これからも頑張って下さい』
『オリジナル曲、かっこよかったです。CDとか無いんですか?』
『ライブ見に行きたいです』
『どんなに素晴らしく見せても、所詮は機械の演奏。感情の籠っていない音に感動はしませんよね』
ネット上の書き込みを見る限りでは、かなり好評を得ている。
あの時は、勝ち負けに対しての判断が目だったが、今回はライブの内容から判断をしてもらっている。
俺達は俺達なりの勝利を得たのかもしれない。
嬉しい限りだ。
俺達はこれからも、やりたいようにやっていく。
芸能界への復帰なんて、微塵も考えていない。
束縛された音に、楽しさなんて感じられないだろう。
今の状態が何時までも続けば良いと考えている。
絶え間のない努力は必要だが……。
悪くない!
うねり続ける音の中で、俺達は自由なのだから!
FIN
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