一話 ヤンキー君は王子様な超国民的人気アイドル!?

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*  学校へつくと、なぜだか白銀を探してしまうあたしがいた。  昨日あんなことがあったからだろうか。  目がいつも白銀を探している。これじゃあまるで……。 「イヤイヤそんなわけない」 「何が?」 「……あ、美也子。おはよう」 「どうしたの、芽以。顔赤いよ? 風邪?」 「だ・い・じょ・う・ぶ!」 「? 何もそんなムキになって言わなくても……って、あ。ヤンキー君だ」 「ひぇ!?」 「何変な声出してるの。ほら、窓から見える。なんか子供に泣かれてるよ、公園で」  見て見れば本当に白銀が子供の前であたふたしている。  何があったのだろうか。 「行ってくる」
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