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「え?」
「あたし、公園行ってくる」
「早く戻ってきなよ? 遅刻扱いされるよ?」
「ん」
呆れる様子の美也子を置いて、慌ててあたしは公園へ向かった。
そして。
「白銀、どうしたの?」
「あ、黒野。お前こそ何でここにいるんだ」
「偶然?」
いや、自分から来たんだけどね!? なんかバレるの恥ずかしいし、嘘ついちゃった……あは。そして白銀の前を見ると、小さな女の子が。泣きながらあたしを見てさらに泣く。いや、さすがにそれは傷つくんですけど。
「大丈夫? 迷子かな?」
「うわあああん、死神ぃいいい」
「お姉さん、死神じゃないよー」
「真っ黒ぉおおおお」
「大丈夫だから、落ち着いて。白銀助けて」
「オレを見ても泣くんだよ」
ですよね。そんな時だった。
「大丈夫? 黒野さん、白銀君……だっけ?」
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