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部活してないなら、この時間まで残ることなんてないだろう。
「え？図書館にいますけど…？」
天然なのか？
わざとなのか？
「わざわざ待ってるのか…？」
「あっ、先輩が受験勉強してる間は俺も勉強しているだけです。気にしないでください」
「…そうか」
「そういえば、先輩って頭良いですよね」
「は？」
なんでそんな情報知ってんだ？
「僕、先輩に助けてもらった次の日に学校の先生にいろいろ聞きました。不良だけど成績は良い生徒って」
「…」
なんか複雑だ…。
俺は凪のこと何も知らないのに、凪は俺のことなんでも知っているなんて…。
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