またしても…

6/7
前へ
/25ページ
次へ
「先輩、好きです。好きなんです」 「…俺は好きじゃない」 真剣な目を見ていられなくて目を逸らしてしまう。 「知ってます」 「なら…」 「僕はずっと先輩を見てきたけれど、先輩は違うってわかってます。だから…。これから僕のことを知ってください」 「っ…」 強い意志を持って話すこいつ。 「僕をよく知ってから返事をしてください」 「…わかったよ」 言い負かされた俺。 こんなの初めてだ…。 「っ…よかったです」
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加