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若さって時々どうでもいい事で頭使ったり、やりたい事につまらないブレーキを掛けたり、何だかとても大変なんです。
散歩がてら立ち寄った河原で
手頃な石を見つけた
なんの気無しに手に取り
投げようとして手を止めた
夕暮れ時に河原で
石なんか投げようものなら
一寸ひね気味の青春ぽくて
格好悪いなんて思ったりして
そんなことを考えて
石を投げない自分も
人目を気にして情けなく感じた
そもそも
たかだか石を放る仕草に
思い煩う自分が嫌だ
ヤケを起こして石を投げても
今更感が否めない
捨てるに捨てられなくなった
石を手にしたまま再び
歩きだしてからさり気なさを装い
誰も観て居なさそうなところで
流れを見ずに投げ入れた
今、僕の格好良さ
多分48点
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