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ヴィナス・フラウ・ロセンテ伯爵令嬢の肖像
似合う服しか着てはいけないと
一体誰が決めたのですか
そんな事を言われたら
私はドレスが着られません
美しくなれないならば
化粧をしてはいけませんか
私は紅すら引けないですね
華やかさが無ければ
宝飾品は使えませんか
それでも私はダイヤを身に着けたい
まるで美しく無い伯爵令嬢
ヴィナス・フラウ・ロセンテ
彼女は流行りの服を着て
話題の化粧をし
目も眩むような宝石で飾る
エラの張った四角い顔
切り株を思わせる太い首
逞しい肩から伸びる丸太のような腕
膨らみは小さく筋肉で張り出た胸
とにかく身体全体が隆々とし
身長も並の男は目線の下に来る
それでも彼女は真っ直ぐ前を向き
似合わない真紅のスカートを翻し
堂々と言い放つ
「着たいから着るだけ
塗りたいから塗るだけ
着けたいから着けるだけ
笑われたって良い
生まれ付きの容姿を理由に
欲しい物を諦めたりなんかしない」
髭が生えていないことが不思議な程の
凛々しい笑顔を閃かせた
そんな恋人に僕は夢中だ
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物語は無く、ただ簡単な設定だけが存在する伯爵令嬢。
何だかとても好きなキャラなので、とりあえずご紹介致します。
名前：ヴィナス・フラウ・ロセンテ
身長：１８３cm
体重：ヒ・ミ・ツ♥
髪：自然にできた軽いウェーブで檸檬の様な明るい金髪
瞳：神秘的な深い青
趣味：剣術 乗馬 装飾品磨き 地図鑑賞 刺繍
信条：好き嫌いは似合う似合わないより上に来る
恋人：本人的にはたった一人に一途なのに、凛々しすぎるが故に自称恋人の勘助は複数人（さて、詩中の恋人は誰かしら？）
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