次元を越えても越えられない壁

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次元を越えても越えられない壁

不思議で致し方ないのは 異世界転移物語 転生モノは理解できます その世界に生まれ変わるのならば 生まれた時から姿形もその世界のモノ でも転移モノは違うでしょ ある日とつぜん現実世界から 二次元の乙女ゲームの世界に招かれて 目のでっかいアニメ顔の わざとらしいアニメ声の ワケワカメな質感のキャラに囲まれて 格好良いと思えるだろうか? 二次元は二次元だから良いのであって 現実問題 恋愛する自信なんてありません そもそも 二次元のキャラ達にしたって いきなり三次元の人間が現れたら 気持ち悪く感じると思います 聖女様になる前に モンスター枠で退治されそうです あんな設定で違和感なく 物語は進むのでしょうか? もっと理解できないのは 小説の世界に転移して 出会うキャラ達の事を 正確に見分けていく転移者 小説のキャラクターって 挿絵程度の筈なのに何で? 私はお気に入りの小説の 2~3枚程度しか絵のないキャラを 見分ける自信なんてありません 私達の間には見た目と云う 次元以上に高くて分厚い壁がある 最近は乙女ゲームや乙女小説に 日々心をときめかせながら もし飛ばされたらと 恐怖に怯えています
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