狭間の音

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狭間の音

昼のオレンジと夜の紫の間に 薄っすらと一筋の白が走る その昼と夜の狭間が 水平編に沈む瞬間 海からつながる 砂浜に耳を当て 昼から夜へ切り替わる 狭間の音を聞こうとした 波のざわめく音と 砂の動く音で 狭間の音を聞き逃す どんな音がするのだろう 世界が夜に包まれた瞬間 空気は温度と匂いを 昼から夜の物へと切り替える 嗚呼、何故音を聞き逃した あの瞬間の音が聞きたい きっと金属的な 冷たい音がするのだろう
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