泡立つ
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泡立つ
高所から下を除くと吸い込まれそうに感じます 落ちればどうなるかを想像すると全身が泡立つのです 別段、死にたがりではありません ですが、死ぬ死なないに関係はなく 強風が吹けば落ちるだろう事が 自分の死体を脳内に形成し 絵面として地面に朱を挿すのです どんな娯楽や快楽よりも 皮膚の一枚内側を駆け巡る あの泡立ちを感じる為に 私は今日も高所に立つ
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