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★付録★ Episode1の味付けについて
付録ページまでご覧いただき、ありがとうございます。
今回のEpisode1は、前年連載の『2019年版 ルノルマン・カードに導かれし物語たちよ!』の「Episode10 3人のアリソン オムニバスホラー3品」の『A 刑罰』『B 不一致』『C 魅力』と、少しだけ共通の味付けもしています。
● 『A 刑罰』では味方だと思っていた女囚人ベイリーの正体は吸血鬼であったが、今回のAでは老人の正体は狼男であった。
● 『B 不一致』では双子の貴族の姫アリソンとセレニアが登場したも、今回のBでは双子の平民の男ロルフとウォルフリックが登場した。
● 『C 魅力』では主人公の恋人の女優ミルドレッドが、”自分たちだけの世界を(自分の魅力をさらに高める世界)を創り上げていた”が、今回のCは作家の主人公ロドルフが、自分とミューズ(リュシエンヌおっさん)だけの夢の世界でダンスを踊ることに。
● 『C 魅力』の主人公アリソンは、恋人の女優ミルドレッドの度を越した熱狂的ファンたちに殺害されたも、今回のCの主人公ロドルフは自分の”アンチファン”によって殺害された。
なお、今回の3品に共通するの味付けは、「ウェアウルフ(狼男)」です。
〇 Aでは、ウェアウルフそのものがダイレクトに登場。
〇 Bの「ロルフ」と「ウィルフリック」の名前は、ドイツ語で狼を意味する名前。
なお、ロルフが死に至る原因となったのは悪夢に登場したのも、ウェアウルフ(ドイツ語ではヴァラヴォルフ)であった。
〇 Cの「ロドルフ」の名前は、フランス語で狼を意味する名前。
なお、ロドルフはリュシエンヌを思って書き上げた過去最長の長編『リュシエンヌ』は、ヒロインのモデルとした彼女とウェアウルフ(フランス語ではルー・ガルー)との恋愛物語であった。
なお、「Episode1-C 夢の中の美しき娘のために物語を書き続けた純情な男のお話」におきまして、当初は”ムーサ”と表記していた箇所がありましたが、物語の舞台がフランス系の国と想定していますので、作中の表記を”ミューズ”に変更いたしました。
不勉強で申し訳ありませんでした。
また、来月も頑張りますので、よろしくお願いいたします。
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