Episode2『偶然の一致? シンクロニシティ? オムニバスホラー3品』を書くにあたって、明示された5枚のカード

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Episode2『偶然の一致? シンクロニシティ? オムニバスホラー3品』を書くにあたって、明示された5枚のカード

 2020年2月1日 22時00分。  Episode2を書くにあたって、私、なずみ智子が引き当てたのは以下の5枚のカードでした。 ↓ ↓ ↓ 1枚目: 19 塔(キーワード:伝統、権威) 2枚目: 26 本(キーワード:秘密、知識) 3枚目: 36 十字架(キーワード:運命、宿命) 4枚目: 3 船(キーワード:海外、旅行) 5枚目: 33 鍵(キーワード:ヒント、解決策)  今回のカードたちのそれぞれのコンビネーション・リーディングの一例は、以下となります。 (引用 )小宮ベーカー純子『ルノルマン・ピケ ― 未来を描くグランタブロー』ナチュラルスピリット,2018年  ※ p.は引用したページを示す --------------------------------------------------------------------- p.236「26 本」+「19 塔」= 短大または大学 p.237「26 本」+「36 十字架」= 秘密は負担 p.275「36 十字架+「3 船」= 困難な旅、運命の旅 p.264「33 鍵」+「26 本」= 秘密が明らかとなる p.265「33 鍵」+「36 十字架」= 運命、犠牲 ---------------------------------------------------------------------  実は今月は仕事&他の長編作品の更新がなかなか多忙でありまして、本連載のプロットづくりに取り掛かったのは、2月14日(金)と月の半分へと差し掛かる直前でありました。 「どうしよう……月末までに間に合うかな? いや、絶対に間に合わせなければ……」と、胃がキュウッとなっておりました。  しかし、なんとミラクルなことか、その夜のうちに6本のプロット案が私の脳内へと下りてきました。  というわけで、今月も3品のオムニバスメニューをお届けいたします。  ルノルマン・カードからのインスピレーションをより濃く混ぜ込めそうな3本のプロットを選びました。  残る3本については【なずみのホラー便】として公開、または話を膨らませて公募用に仕上げようか、と考えています。  今月のEpisode2は『偶然の一致? シンクロニシティ? オムニバスホラー3品』でございます。  実は私自身、「偶然の一致」について書かれた本に、今月に入って”急に”ムクムクと興味が湧いてきて、何冊か手に入れて読んでいました。  これぞ、まさにシンクロニシティだったのかもしれないです。 ●Episode2-A 『最悪のラストへ向けて』   ●Episode2-B 『本命チョコの行方』 ●Episode2-C 『それは偶然の一致』  「運命」と「秘密」が、今月の共通テーマですね。  今月も3品とも一気に配膳とはいかず、月末までに順次お届け予定であります。  配膳が終わるまでお付き合いいただけましたら、とってもうれしいです。  まず、最初にお届けする『Episode2-A 最悪のラストへと向けて』の主人公は、女子大生・法子(のりこ)です。  他人に怪我を負わされて入院することになった法子は、入院した先の病院で、美人過ぎる看護師さんに出会います。  だが、その誰もが羨む美貌の看護師さんは、”いつもどこか疲れた感じでその表情すらも硬く、何かに怯えてもいるよう”でして…… ↓ ↓ ↓
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