♯1 過去を掻き消すような春の嵐

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♯1 過去を掻き消すような春の嵐

新しい学校、新しい空気、 桜が舞い商店街が賑わっていた。 何かが終わって、何かが始まる季節… 私は前の学校で虐められていた、 女子校であったが故に「気に入らない」ただそれだけの理由でターゲットにされたのだ。 誰にも言えなかった… 派手な格好をしていた私も悪いのかもしれない… でも止めることはできなかった。 何故なら好きな人のために私は努力したから。 そんな自分を否定したくなかった。 でも限界だった、 だって裏切られたから… 私はただ、お遊びだったんだ。 それを知った途端に、 心が冷えていくのが、凍っていくのがわかった。 その瞬間、私は悪い夢から…やっと覚めた。 消えない傷が深くて、 転校してきた剣ヶ崎東高校で未だに友達も出来ずにいた。 こんなに人と話すのが苦手だっただろうか… 話そうとしても、みんなが怖い。 タバコの匂いも、ピアスを開けてる人も、 女の子でさえ… 折角声をかけてくれてるのに私は簡単な返事しかできなくて、クラスでもずっと一人ぼっちだった。 このまま私は1人なのかな。 商店街の一角にある大きな桜の木からは、 無数の花びらが降り注いでいた。 きっと学園生活なんてあっという間に終わってしまう…桜のように咲いてから散るまでのように。 綺麗なものを見てもどこか寂しさが襲う。 ふと、木を見上げていると、 美味しそうな香りがした。 お団子屋さんだ。 自家製なのだろう焼いてくれて、 その場で食べれるようになっていた。 色とりどりの綺麗な餅に、煎餅や和菓子、 温かいどこか懐かしさのある駄菓子屋さんのような店… しわくちゃのおばあさんが子供たちにお団子を渡している。 この通りは普段通らなかったので、 はじめて見つけたそのお店が気になって歩き出す。 すると店に気を取られていたせいか、 正面を通る人にぶつかってしまった。 「あっ…す、すみま…せ…」 声が出なくなってしまう… 黒びかりした学ラン、強面の男たち… 背も高ければ、無数のピアスを開け、 タバコを吸ったまさにテンプレの「不良」が 目の前を阻む… それも五人組だった… 「おいおい、声がちぃせぇなぁ…なんつった?」 ひとりの不良が私を睨みつける、 駄目だ声が全く出ない。 まるで蛇に睨まれた鼠だ…怖い… 「なんだ?この女なにも、しゃべんねぇなぁ」 「可愛いーじゃん、連れてこうぜ」 急に手を掴まれ抵抗したいが体が全くいうことをきかない…嫌なことばかり思い出す。 ずっと受けてきた痛みが身体中を巡るかのようだ… ただ腕を掴まれただけなのに… 「あんたたち、怖がってるでしょう!やめなさい」 声を上げたのは私の行きたかったお店の、 しわくちゃなおばあちゃんだった。 弱々しくもハッキリとした声に、 ずっと怖くて目を瞑っていたが、 その声は私までしっかり届いた。 「なんだよ、ばぁさん…文句あんのか?」 ガシャンッ!! と、勢いよく並べられていた団子が地面に転がった…近くにいた子供も泣き出す。 思わず私もつられて泣きそうな気持ちを抑えた。 「早く行こうぜ、この子と遊びたいしよぉ」 腕を掴む男がそう言うと、チッと舌打ちをして団子を蹴飛ばした男が戻ってくる。 「…ざけんなよ」 急に、その声がした途端に鈍い音がした。 そして私の腕が開放されたのだ… ハッと目を開けば、 柔らかな桜をバックに、ひょろっとした背丈の赤サングラスに学ランを着た青年がこちらに向かってくる… 怖さよりも華やかさがあって、そう… まるで舞い散る桜のような鮮やかな人だった。 「おまえ…よくも…」 私が見やると隣の男の顔は赤く腫れていた、あの距離でどうして…? と思った疑問は男の下に落ちていた団子のお盆が全てを物語っていた。 「…団子の盆が仕返ししたんだよー?」 満面の笑みでお盆を投げた男が言った。 まるでお盆の気持ちを代弁したかのように「団子の恨みを晴らしにきました〜♬」なんて言うので、 思わずこんな状況なのにクスッと笑ってしまう。 「てめぇら、あのふざけた奴ボコスぞ…」 怒りをあらわにした男は握り拳を彼に向けた、 だが、その言葉や行動とは裏腹に仲間の男達が後ずさった。 「む、無理っす…」 弱々しい声で確かにそう言った。 「はぁ?…なんだとぉ??」 今にも頭の血管がキレそうな男と、それに反する仲間たち…みんな顔が真っ青で地面に座り込む奴もいる…一体何が起きているのか。 「あいつ、あの…鷹左右兄弟の…ひとりっすよ…春輝って言う…やばいやつなんすよ…」 その言葉を聞いた途端に、 急に1人がヒイッと呻き、駆け足で逃げていく。 鷹左右兄弟…私もどっかで聞いたことがあった… そう、剣ヶ崎東高校でたまに名前が出ていたので知っていたが本人をみるのは始めてだった。 私は怖さよりも、お調子者という印象だが。 「はぁ?なんだって?…兄弟?どうせ一人だろ、俺だけで充分…てめぇらがやんねぇなら、やってやるよッ!」 怒りをあらわにした男は走り出し拳を振るう。 「ヤダなー、俺喧嘩好きじゃないし…」 そう言った彼は綺麗に相手の拳を流し、 その刹那、地面にキレた男を叩きつけた。 ガッと鈍い音が走る…あれは、かなり痛いだろう… 男は口も開けずに地面に顔を擦り付けられていた。 「団子の気持ち、これでわかったー?」 彼はあくまでも団子の味方なんだろうと思うと、 やっぱり悪そうな印象では無かった。 彼が男から離れる。 男は立ち上がりヨタヨタと歩き出す… 私は助かった…そう思うと立っていられなくなり地面に座り込んでしまった。 「あらま、大変」 おばあちゃんの声が聞こえていたが、 だんだんと視界が遠くなる… 感覚だけがそこにあって、 私を優しく持ち上げる温かい手を確かに感じていた 「ばぁちゃん、布団あるー?」 「気を失ってるだけかね…」 「そうみたい、貧血だね〜」 ふわりと軽くて柔らかい布に包まれる。 なんて幸せなんだろうか。 最近眠れていなかったからか… 私は、急な安心感でそのまま深い眠りについた… …… だいぶ時間が経っていた。 もしかして、貧血だけじゃなかったかな。 持病とかあったんだったら、 病院に行かなきゃダメだったかも。 と自分の経験上ここまで起きない女の子は初めてで戸惑っていた。 「はるちゃん、喧嘩嫌いなのに珍しいねぇ」 店主のばあちゃんは俺にお茶と菓子を持って隣に座った。 「ん〜…なんかね、違ったから」 俺は女の子の顔をじっと見た… これは多分推測だった、 彼女は普通の人よりも何か違うものに怯えている。 そう見えたのだ。 何故なら抵抗が少なかった、声さえも出なかった、 おそらく「トラウマ」というものが彼女にはあるのではないだろうか。 そうじゃなくても怖くて何もできない人はいる… ただ、大体の人が抵抗して逃げる。 そう、俺を目の当たりにした人間がそうであるかのように。 「はるちゃんは優しいねぇ」 「違うよ」 ばあちゃんに言われてすぐに否定した、 俺は優しい訳じゃない。 そう…優しくてこうやってる訳じゃないから。 「う…」 不意に彼女が目を開けた、 まだぼんやりしている様子だ。 「起きたかね…」 ばあちゃんの声を聞いて、俺と目が合う。 その瞬間怯えて布団に潜り込んだ。 「ごめんなさい…」 小さく、僅かに聞こえた声で俺は思った。 DVでもされてたんじゃないかと… 謝る必要なんてひとつもない。 でも俺をみるや、急にその態度をとる… はぁ、とため息をついて煙草に火をつけた。 ふんわり香る煙草に落ち着く俺とは逆に彼女は、 布団から出て、俺をみるや慌てて起き上がろうとする。 「ちょっと、お嬢ちゃん…まだそんな動けるような体じゃ」 ばあちゃんの声や腕を振り払い「ごめんなさい…」だけを繰り返してうずくまる。 煙草と男か、なるほどと思ってワックスで固めた髪をぐしゃぐしゃにした。 「はるちゃん?」 ばあちゃんが不思議そうな顔をしている。 サングラスも外し、タバコの火を消し、 彼女に近づいた。 「ねぇ、こっち見て?」 俺がそういうと彼女がおそるおそるこちらを見た。 きょとんとした顔は意表をつかれた子猫みたいだ。 こういう時、自分が母親似で良かったなぁなんて馬鹿なことを思ってしまう。 「ばあちゃんの団子うまいよ、食べる?」 餌付けとまではいかないが、話しかけるにはこれが1番警戒心を解けると思った。 その言葉で彼女が俺の手から団子を取り口に運ぶ。 「お…おいしい」 嬉しそうに言う姿を見て、ほっとした。 「今お茶を淹れてきてあげるね」 ばあちゃんはそう言いながら台所へと向かって行った、そんな姿を俺が見ていると 「ごめんなさい」 今度はハッキリした声で彼女が言った。 「私あの…助けてもらいながら…こんな…」 下を俯く彼女はうまく喋れないのか、何かを言いたいのか、表情すらしっかり見えなかった。 「まぁ…人って嫌なこといっぱいあるじゃん?どんな過去があってもさぁ、君は君だし俺は俺だから…」 急に話し出した俺にビックリして顔を上げてくる。 あまり人と話すことないんだろうなぁ… 「そんなに初めから相手を知らないのに、怖がられたら相手も話しづらいよ?」 俺が言い終わると、また彼女は口癖のように「ごめんなさい」と言った…俺はため息をついてから、 「そー言う時はね、ごめんなさいじゃなくて、ありがとうなの。」 彼女は俺に言われて今度は黙ってしまった。 とてもやりずらくなってきている… ばあちゃん戻りが遅いのは俺に気を使ってだろうけど心底早く戻ってきて欲しかった。 「それから、俺が助けたのは団子だからね、君じゃないよー?」 かくなる上はとジョークを言ってみると彼女は一瞬驚いていたが、すぐさま口元が緩んでいた。 「…お団子のヒーローですね」 なんて楽しそうに笑った。 そうか…やっぱり彼女は普通に話せる子なんだな…なんて直感的に感じたら、 俺も何故だか口元が緩む。 変えられるかもしれない… この子の世界を。 「ねぇ、俺怖い?」 「えっ?」 急に言われた質問に彼女は少し悩んでから、 「さっきよりは…怖くないです」 と言った… 見た目や煙草が苦手というのはあるだろうけどあまりにもそれが露骨だと、 「とあるお願い」をしようとしたがどうやって切り出すか悩む所だった。 …いっそ聞いてしまおうか。 「君さ、何かトラウマでもあるの?」 そう言った俺に口をぱくぱくさせて彼女は困った顔をした。 やっぱり直球すぎてしまっただろうか… 「私実は…苦手なんです男性というか…ピアスとか…煙草とか…」 それだけ言って沈黙が訪れた。 俺が髪を崩したのは正解だったみたいだけど、 詳しいことは聞けないか… まぁ、はじめましてだもんね。 「城崎湊さん?君にお願いがあります」 突然名前を呼ぶと、「なんで私の名前…」と言う。 よくある展開だけど会話が繋げ易くて助かるな… 「ごめんね、さっき生徒手帳見ちゃったんだよね、君、剣ヶ崎東高の生徒なんだよね?…なんかあったらどこに連絡しようかなって身分証探そうか迷ってたら見ちゃってさ。」 まぁ、学校に連絡入れてもいいけど俺がかけたら変な勘違いされそうだし出来ればその手段はとりたくなかった… ばあちゃん電話ちゃんとできるかわかんないし。 「…大丈夫です…」 生徒手帳を眺めて複雑な顔をしていた。 何故だろうか。 「俺さ、剣ヶ崎東高に興味あるから放課後暇な日に案内してくんない?」 その申し出が意外だったのか、また彼女は不思議そうな顔をしていた… 全然読めない珍しいタイプの子だ。 「私でいいんですか?」 「だーかーらー…」 何回も言わせるなよ!と内心思いながら、 いやいや仕方ない彼女は性格上そういう子なんだな…我慢しろ俺!なんて珍しく自分を叱った。 「あのさぁーーー…私でいいのか?なんてやっぱりそれも失礼なんだよー?俺は君に頼みたいの!オーケー?」 そういうと彼女が急に嬉しそうな顔をする。 「ありがとうございます!」 笑うとかなり可愛いと思ったし、普通にしてればモテるだろうな…これは勿体ない子だな… よくわからない感情と彼女は変わるべき人間なんだというのをまるで使命のように感じていた。 別にこれは恋愛とかじゃなく、 ただ彼女には興味があった… 何がそこまでして彼女をこんな風にしたのか。 「それから、同い年だからタメでいいよ、さっきの奴らが言っていたから知ってるかもしれないけど春輝でいーから」 「ええっ!?」 今までにない驚いた声だ。 そう、ちゃんと声が出るんだよなぁ。 「歳上かと…」 「わぁ〜めっちゃ失礼〜」 「ごめんな…さい?」 自信なさげに言うもんだから笑ってしまう。 「そこは、ごめんなさいであってるよ!…平気ーーー…よく言われるし〜」 徐に携帯を取り出したら、もう夜遅い時間だ。 ばあちゃんどこいったんだろうか… 姿は見えなかった… 「もう時間遅いし、歩ける?…帰り送ろうか?」 俺が湊に声をかけると、 「いい…んですか?」なんて敬語はまだ抜けそうになかった。 「うん、どっか家の近くまでとかなら平気」 そういうと湊は立ち上がって「歩けそうです!」と言ってきた。 「ばあちゃーん、お茶まだ?もう帰るよー?」 俺が台所に大きな声で話しかけると、 ばあちゃんが出てくる。 「いやあねぇ、なんかうまくいれられなくてねぇ」 なんて言いながらちゃんと茶は出てくるし、 お土産の団子やら菓子やらをたくさん持ってきた。 湊は嬉しそうにお菓子の袋を持ち、 「また来ますね」とばあちゃんと仲良く話す。 そう、普通に話せるはずなんだよな… 横目で見ながら感じていた。 人次第なんだろう、 彼女の苦手という対象は複雑な部分が絡んでいそうで、その話を聞くまでには時間がかかりそうだった… … 目覚めた時は思い出して怖くて、 でも、やっぱり春輝くんは話してみると 不思議と怖くなくて、 つい自分の話をしてしまいそうになっていた。 不良のイメージとは違う… 春輝くんは帰り道 「喧嘩は好きじゃない、暴力は好きじゃない、でも迷惑な奴は嫌い。」 と言っていた…だから手を出したらしい。 悪い人ではないと思うし、みんなが恐れるような人でもないのではないか… 怯える私に、 いろんな言葉を投げかけてくれた… 私の話をしても良かったかもしれない。 でも帰り道に、 春輝くんからの「お願い」を聞いて、 私は少しだけ浮かれていた。 そう、やっと私が自分から話せる人かもしれない。 なんて淡い希望を抱いてしまったのだ。 単純に嬉しかった。 一人で校内を歩いたり散策したりもよくするから、 案内はきっと大丈夫だし、 すぐ案内をすることにならないなら、 リサーチをしたり出来る。 ちょっと怖いけど、誰かに剣ヶ崎東高の事を聞いたりすることが出来るかも… はじめは案内してくれようとした子もいたんだけど、ちょっとまだ怖くて断ってしまってた。 でも、自分に課せられたノルマと思ったら、 春輝くんと校内をまわる前にいろいろ知っておこうって学校に行くのが少し楽しくなっていた。 ピコンッと軽快な音がスマホからする。 帰り側にいつ来るのかを私が尋ねると、 「携帯ある?」って聞かれ、 渡した瞬間連絡先を入れらたのだ… 側から見たら身勝手な行動かもしれないが 私からしたらすごく助かったし、嬉しかった。 連絡先にほとんど名前がなかったのが、 少し恥ずかしかったのだが、 「連絡するねー」っていわれ去っていく姿は そこについて、なんとも思っていないようだった。 とても気が楽で、 温かな春の風が私に吹いたようだ… 全然増えないLINE友達に1人、 春輝くんが増えた… もっとたくさんの人と仲良くなれるかな。 なんて、 夢を見ながら私は眠りについた。 next … #2 近いのに遠くて届かないもの ………… 皆様、ここまでストーリーを閲覧していただき、ありがとうございます! 鷹左右春輝の中の人、神条めばるです! シキケン在学中にはまり、 キャラクターを作って始めたときに… どうやって友達を作っていくかを悩んでました。 まず、春輝のヴィジュアルが「怖そう」しかも、双子の片割れの夏月がまた喧嘩上等!な感じだった…怖いですよねーーー さて、どうしましょう。 とにかく、Twitterを作ってフォローには行かない、行かない代わりにフォローしてくれた人に話しかけてみる。 春輝を通して、中の人もキャラクターつくってる人達と話してみる。 …を繰り返ししていました。 返答がない人もいれば、 丁寧にリプをくれるひとが居たり、 様々な中で湊ちゃんは少し皆とは違ったというか… まずこの怖そうなやつをフォローしてくれてありがたい!そして可愛いなぁ…って思ってました(第一印象 湊ちゃんは少し引き気味だったけど、 はじめから中の人が、こういう話があったら可愛いね…なんて妄想を受け入れてくださった方でした!!優しい世界!! 【私なんか】とか【可愛くない】とか言っちゃうような内気な子だったので、 春輝とは絡みやすいタイプかもな。 なんて思って湊ちゃんの中の人も実際とてもやりとりが可愛くて話しやすくて、 真っ先にストーリーが展開していきました! 残念ながら剣ヶ崎東高校は他校だから、 絡みが難しい… ならば、出会った時のストーリーを考えて絡みやすくしましょうか! という話がきっかけで1番最初にエピソードを書かせていただき。 湊ちゃんについて、 知れば知るほど辛さと悲しさでいっぱいで。 話を書くにあたり、 自分の中に「湊ちゃん」の気持ちを落とし込んでみると… 自分から進めない、でも友達が欲しい。 「トラウマ」が邪魔をする。 苦しい。 それが溢れてきたときに、 きっかけを作らねば、彼女は先に進めない。 そう感じてしまったのです。 シキケン在学中の女子は皆華やかな人が多いイメージでした。 湊ちゃんは見た目と中身が反した複雑な子だったんですね。 これはもう、春輝には人肌脱いでいただかねば!なんて湊ちゃんの中の人とお話しさせていただき、こういった話が生まれたのでした。 湊ちゃんは春輝を通してまた、 これから自分で少しでも誰かと仲良くなれるように変わっていって欲しいなって。 私は思っています。 この2人には「恋愛」といった感情はなく限りなく「友情」の部分が強いです。 シキケン生徒の湊ちゃんが気になる方は、 ご安心ください。笑 また次回の話に続くのですが、 エピソード2には、剣ヶ崎東高校のもう1人の方に登場を依頼して了解を得られているので 執筆中です!!! 湊ちゃんの中の人曰く、 「春輝くんのコミュ力はエベレスト級!」 なんて言ってくださいましたが、 ただの怖いもの知らずな部分もあるかと思います。笑 そこには自信があるとかってわけじゃなくて、春輝が抱えてるものが大変関係してくるので… またそれについては、別の機会にお話しできたらと思っています。 それでは皆様、 ここまで読んでいただきありがとうございました。 最後に一言、 湊ちゃんはここだけの話、 和菓子が大好きなそうです。 差し入れには和菓子をおすすめします。笑 では、また次回の更新をお楽しみに。
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