酒は飲んでも飲まれるな

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酒は飲んでも飲まれるな

とにかくお酒が大好きな彼 お酒がというより お酒を飲む雰囲気が好きってヤツ 男同士ワイワイする居酒屋も 綺麗なお姉さんのいるお店も とにかく行きつけの店があちこちに 自営業だったから領収書切ってくるけど 尼崎のスナックで 平気でひと晩で5、6万は使ってくる  しかもほぼ毎晩(笑) この日もいそいそと出かけて行った 夜中2時3時帰ってこない 電話ももちろん出ない  何十回鳴らしてようやく出た 私「いまどこなん!?」 彼「いま?えっと~ここどこや?◯◯の~」 電話切れたwww とにかく◯◯の駅まで急ぐ 家から徒歩30分 駅前から周辺の思い付くお店の周りを探す 大きな公園の前でもう一度電話を鳴らす 私「あ!聞こえる!」 OasisのWhatever 彼の携帯の着信音が遠くで鳴ってる 音を頼りに近づいていくと 公園の芝生で大の字で寝てる彼を発見 私「起きて!起きて!財布は?」 彼「あれ?何でおまえおるん?」 私「いいから!財布ちゃんとある?」 いつも長財布をズボンの後ろポケットに入れ 落としそうなくらいはみ出して歩いてた彼 彼「財布~?あれ?俺カネ払ったっけ?」 私「どこで飲んでたん!お店に忘れたん?」 彼「飲んでへんやん。仕事の話してて~」 とりあえず彼の体を起こす 財布はちゃんとあった お気に入りの真っ白なズボン  芝生に寝転んだせいで緑色になってた(笑) なんとかタクシーに乗せて家に帰る 彼「◯◯ちゃん、俺眠い~」 私を◯◯ちゃんと間違えて抱きついてくる 私「もう家やで!お店ちゃうで!」 彼「え~?ここ◯◯ちゃんの家なん~?」 まったく会話にならんwww 何とかベッドまで歩かせて 草まみれの服を脱がし やっと座れたと思ったらもう朝(笑) 私 完全におかあちゃんですなwww
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