新たな同居人 

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新たな同居人 

彼の実家はマンションで 両親名義で何部屋か所有していて (←資産家とかではないですw) その中の一室にふたりで住むことに 幸い義理の両親とはうまくいってました むしろ彼よりも 義母とのほうが仲良かったかもw いろいろあったけど ここからいよいよ「結婚」にむけて 進んでいけるんだと思い込んでいた矢先 『ピンポーン』 ある夜に彼の帰宅を出迎えると 作業着姿の少年 少「こんばんは」 彼は仕事仲間を家に招き ご飯やお酒をふるまうのが常でした この日もそうだと思い 普通に招き入れた私に 彼から衝撃のひと言が 彼「今日からこいつ   うちに住まわすから」 私「え?住む?住むってここに?   今夜泊まる、じゃなくて?」 彼「行くとこないって言うし   メシ食わしたって」 結局その後半年間 まだ16だった少年との 奇妙な3人生活でした ご飯を食べさせ洗濯をして 必要な物は買い揃え 仕事に連れて行く マンションは3LDKでしたが 玄関脇の洋室は彼の道具部屋になっていて リビング横の和室2部屋が寝室 和室は襖で仕切られているだけだし 正直慣れるまでは寝られるわけもなく 彼が夜勤の日は困りました 少年とふたりきり さすがにお風呂にも入りづらいので 仕方なく私がネカフェ泊まりに 半年経ったお給料日の夜 「今夜は友達のとこに泊まります」 それが少年の最後の言葉でしたw
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