序章 追憶:端

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序章 追憶:端

雨。 降り続く雨。 雨の日はどうしても思い出す。 心に大きく空いた穴、その穴を埋めていたあの人を。 照れたように笑うあの表情を。 早くやめばいいのに。 でも、そう思うときの雨ほど中々上がってはくれない。 雨。 やまない雨。
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