敬子を選んだ理由、結城を選んだ理由

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結城は立ち上がり 『ありがとうございました。敬子、お疲れ様。』 敬子も立ち上がり 『純君もお疲れ様。緊張しちゃった〜。』 結城は周りを見渡し 『あれ?華蓮どうした?』 敬子も周りを見渡し 『あれ?華蓮ちゃんが居ない。』 結城は慌てて 『華蓮〜、どこだ〜っ………華蓮〜っ。』 『華蓮〜っ華蓮〜っ………』 純く〜ん 純く〜ん……… 『ん………んん………』 『純君、起きろ〜。そろそろ帰ろうよ。』 『ん………俺どうしちゃったの?あれ、あなたを選んだ理由は?あれ?敬子を選んだ理由………』 敬子は笑いながら 『何寝ぼけてるのよ。何か夢でも見てたでしょ?』 結城は寝ぼけ眼で 『俺、どうしちゃったの………?』 敬子はコップに水を入れてテーブルに置き 『水飲みなよ。お酒飲んでて、身体が疲れてたのか眠っちゃったんじゃない。』 結城は水を飲み 『水ありがとう。あれ?華蓮どうした?』 結城は居酒屋大将の店舗を眺めると敬子は 『佳純さんに頼んで連れて行ったよ。早く帰ろうよ。野間口君達も時間が遅いからって部屋に帰っちゃったよ。』 結城は立ち上がり伸びをして店を出た。 結城は立ち止まり夜空を見上げて 『星が綺麗だな。』 敬子も立ち止まって結城と一緒に夜空を見上げ 『うん、本当に綺麗だね。』 結城は敬子の手を握り 『敬子、いつもありがとう。改めてこれからもよろしくな。』 敬子は笑って 『え〜、いきなりどうしちゃったの?変だよ〜。』 結城は真剣な表情で 『やっぱりたまには色々見直すとか、ゼロに戻るとか、初心に戻る事が大事だろ。だからこれからもよろしくって話しだよ………』 敬子は笑いながら 『そっか、初心にね。うん、いつもありがとう。これからもよろしくね。でも今日の純君、やっぱり変だよ。』 結城は敬子と手を繋ぎながら笑顔で 『このまま事務所に帰ろうよ。明日からも頑張らないとな。』 敬子は結城の顔を見て笑顔になり 『うん、このまま帰ろうか。明日からも頑張ろうね。』 駅前商店街の便利屋探偵シリーズ 私、南総乃風も頑張りますので これからもよろしくお願い致します。
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