まさに取り合いでした。【後ろの理解者・ep.7】

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 生き生きと血色のいいフレッシュ霊魂としてお馴染みの志垣(しがき)詩乃(しの)は、今日もまた浮き浮きと歩いて…いや浮き浮きと浮いていた。向かう先はもちろん、大好きな四之宮(しのみや)紫音(しね)の家である。 「フレッシュって何よ?紫音、家にいるかなー」  好調で現世にとどまれる日、詩乃はだいたい紫音に会いに来る。だが先日いきなり部屋に入り込んだ際、紫音にガチで怒られた反省から、詩乃はとりあえず庭で待機することにした。  今日はいい天気。詩乃はガーデンセットのイスに腰掛け、紫音を待つ。ちなみに詩乃は気分で服装や髪型を変えており、今日はヘソ出しのショート丈Tシャツに、水着のようにピタピタのショートパンツ、髪型はツインテールという出立ち。下着など霊には必要なく、胸もお尻もパツパツだ。  スタイル抜群、むしろ超絶ムチムチバディの詩乃だけに、生きて歩いていたら大変なことになりそうな露出過多っぷりである。 「死んだら服を好きにできるのよねー。お金もかかんないし最高だわ」
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