第一章 烏と兎が出会う時

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第一章 烏と兎が出会う時

「昔々、太陽には”(からす)”が、月には”(うさぎ)”が住んでおりました。 月に住む兎は、夜の真っ暗闇の中、ずっと独りぼっちでした。 皆が夜を嫌うせいで、明るく振舞う兎の事など、誰も気付いてくれなかったのです」 ccc8daf6-7f29-4a37-8eb1-cca9df31019b 烏兎(うと)! ~烏と兎が出会う時~
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