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「若者を中心に反対運動を頑張っている姿が映像に流れるけど、年配の人があまり出てこないのは、向こうにいきたいからなの?」って意味のメールを海外に住む友人からもらった。
若者ではない世代の一つの意見として、返信した。
「向こうにいきたいというのは違います。ただ、共産主義の国であれ、このまま順調に発展し、世界一の大国になり、この都市国家が繁栄し続けるならば、その方がよいのではないか」と思ったりもするというわけ。
言論・思想・表現の自由が奪われてもいいのかって? そりゃよくないけど、それについては、こちらとしても聞きたいね。
「あなたの国にタブーはないの?」
何でも自由に発言することが、誰でも平等に本当に許されていますかって。
世界の警察を自負している自由の国は、頻繁に黒人を中心に、暴動がおきているよね。人種差別、貧富の問題は「自由」っていうモノに比べたら、些細なことなわけ?
海外に移住できるほどの金持ちではない僕としてはね、つまりは、もう自分のことしか考えてないの。自分が居心地、よければいいの。こんな正直に言ったら、友達を終わりにされてしまうかもしれないね。
世界の覇権だって、スペイン、オランダ、イギリス、アメリカと移ってきたわけでしょう? 1940年ぐらいからだから、すでに80年、世界を牛耳ってきたわけだ。そろそろ終わって、あちらの国が一番になってもおかしくないよね?
だったら、あの国に飲み込まれてもいいかもしれない。栄える国の中で、一番の都市なら、もっとここの暮らしは価値が上がるのではないかしら?
民主主義でも共産主義でも、どちらの国でもさ、結局、自分がそこで、どんなポジションにいるかだからね。
民主主義は本当にすごい難しい形だと思う。意思決定に時間がかかるし。それでも、できるだけ間違いを避けるために、コレが採用されたのだろうけど、うまくいってる国もあれば、いってない所たくさんあるよね。口先だけで、本当はただの独裁政権だったり、2世3世と同じ血縁者が延々と政治を行っている国もある。
で、結局どっちなのって? だからさ、僕の生活がこのままなら、生活水準を落とさずに老後を送れるならどっちでもいいの。でも、そんなのわからないじゃない。まぁ、選挙は現状維持の方に投票するけどさ。
身を危険にさらしてまで反対運動する力は湧いてこないし、人権問題とか考えたら賛成にもまわれません。
なるようになるさ。これが庶民の一番悪いとこかな?
僕が一番、恐れているのはこの都市が灰になること。さすがに、それはないと思うけどさ。
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