序章/6

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序章/6

「……なんだ、これ……?」  当然、答える者はこの場にいない。  しかし、それでも問わずにはいられないのだ。光る雪のことも空飛ぶ棺のことも、謎の文字列のことも、彼にとっては未知のものなのだから。  少年は、口をおおきく開けたまま、空を見つめる。  その先にはやはり、巨大な棺が堂々と居座っている──。
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