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毒。
4月に入って社会人になり、学生の時よりは会えなくなった。
その頃から揉め事が増えた。
直して欲しいところ、僕の直さなきゃいけないところが増えた。
イライラすると「馬鹿」や「頭おかしい」、「なんで喋れないの?」など言うようになってしまった。
それが彼女をのちに壊すことになるとは知らずに。
彼女はとても不満を言うようになった。
それが僕はとても怖かった。
また前と同じようなことになるかもしれないと思っていたから。
彼女は2度めの付き合いをする際に
「もう絶対前と同じことはする気ないし、別れる気もないよ」
と言った。
それを僕はずっと信じていた。
だけど4月に入ってからそれがあまり信用できなくなった。
彼女もだけど僕もトラウマがあった。
そのトラウマの行為を頻繁にしてきた。
それらからあまり信用ができなくなった。
もうその辺りから彼女は壊れていたのかもしれない
そしてある日大喧嘩をした。
彼女はついに壊れてしまった。
自傷が酷くなり、会話ができなくなってしまった。
そして突拍子のない行動を取るようになり、
言葉より行動が先に出て、自分でも考えれないことをするようになったらしい。
突然のことだった。
僕はとても悲しく、寂しく、それでいて罪悪感押し寄せた。
それと同時に苛立ちもあった。
それがいけなかった。
僕は彼女をそこで否定してしまった。
そして言ってはいけない言葉を言ってしまった。
そこから彼女から連絡が一切来なくなった。
僕は言葉の暴力で彼女を壊してしまった。
それは一生後悔し、一生罪悪感があるだろう。
彼女をじわじわ追い詰める毒に僕はなっていた。
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