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「私たち、ちょー気が合うし最高の親友だね!」
「えっ……うん!そうだね!…」
(どうしよう。全然気が合わないし……
私はやっぱり優奈が一番の親友だよ…
そうだよ!優奈!!最近喋ってなかった…
あやまらなくちゃっ!)
優奈は泣きながら、走って教室を出て行った。
「コラッ歩きなさいっ!!」
「うわっ!危ないじゃない!」
タッタッタッ タッタッタッ タッタッタッ
(どうして…咲星……咲星しか
私にはいないのに……咲星まで
私をひとりぼっちにさせるの…
親友だったのに…)
「優奈っ!!まって!」
「咲星!?優奈なんかほっときなよ!
優奈この前いじめてきたんだよ!私たちのこと。
咲星までいじめられるよ!」
「えっ…そんな…」
「優奈はそんなことしないよ!」
なんて言えなかった。
相手は超お嬢様の沙耶香だ。
でも優奈はきっとそんなことしない。
「次音楽だよ!早く向こう行こっ咲星!」
「う…うん」
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