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(12)
俺は今、恐れおののき恐怖していた。
というのも仕事から帰宅して一息ついた今、男同士のセックスのやり方を検索していたからである。
(こっ、こんなにお尻の穴広がってるっ・・・怖いっ・・・!)
とりあえず百聞は一見にしかずと男同士のアダルトビデオを見始めたのだがすでに後悔し始めていた。
今までだったら男同士のセックスなど見れたものではなかったが、自分が目白さんの事を好きになったからか見ることに不快感はなかった。純粋な恐怖心から後悔の言葉が頭をよぎっていたのだ。
いきり勃った男性性器がアナルに挿入される様は圧巻である。しっかりと解されたそこはなんなく男性性器を咥え込んでいた。感動すら覚えてしまう。
しかし自分がされるとなると話はまた別なのだ。普通に恐怖でしかない。
(目白さんのすげぇでかかったし普通に無理!俺こんなに広がらねぇもん!入る気しない!絶対に切れる!)
血の気が引いて青ざめていくのが自分でも分かる。
この間見た目白さんのそこは普通に大きかった。
男前で、仕事もできて、あそこもでかいとなると本当に目白さんは意地悪なこと以外非の打ち所がなくなってしまう。俺のお尻のためにももっと小さくても良いと思うのだが、生まれ持ったものは仕方がない。
(神様は目白さんのこと贔屓しすぎ!)
少し目白さんを恨めしく思う。目白さんはそんなこと知る由もないのだろうけど。
そんなでかい目白さんのものを受け入れるとなると俺のお尻は切れる。確実に、だ。切れる様がありありと想像できてゾッとする。
俺のお尻は繊細なのだ。自分のお尻がアダルトビデオの男優のように広がるビジョンが見えない。俺のお尻は男優のように柔軟性はあるのだろうか。
考えれば考えるほど怖くなってしまう。しかし目白さんのものを受け入れるには怖くても、やるしかないのだ。
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