前世の旦那様の所に住み込みで働くことになりました!

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あれ、何かふわふわしてる。ってかこの布団ずっとスリスリしていたいぐらい気持ちいい。こんな布団、ウチにございましたっけ…。 「って…!!!!」 ここはどこ?!絶対、うちのアパートじゃなし。こんな高級布団、私が持ってるわけないじゃないの?! 私がガバッっと体を起こすと先ほど会ったばかりの青年がベッドの横のデスクで忙しなくパソコンのキーボードを打っていた。 「あ、起きた?」 街の中にいたときはマスクをつけていて正直顔があまり見えなかったけれど、家の中でマスクを外した顔を見ると大層整っている。モデルさんみたいだな…。 「じゃあ、これ食いな」 そして私のほうに向かって栄養機能食品とペットボトルのお茶が放り投げられる。 「あ、ありがとうございます…」 そうお礼を言いながら私は内心首を傾げた。
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