前世の旦那様の所に住み込みで働くことになりました！

「実家に電話して情けないけどお金、少し借りるしかないかな…」
はあ・・・と大きなため息をつき私スマホから実家の番号を呼び出し
、電話を掛けようとして…辞めた。

今の状況を伝えれば、きっとお金を用意してくれると思う。けど私には高校生の弟が二人もいるんだ。これから大学進学も二人が考えているのならお金なんていくらでも欲しいって思っているはず。だったら社会人である私は親に甘えてなんかいないで自分でこれからどうするか考えて生きて行かないといけないんだ。

「とりあえず、生活できるだけのお金が欲しい…」
生きていくにはお金がいる。お金は働かないと貰えない。
アパートでスマホ握りしめ、座り込んでいたって何も始まらない！
「とりあえず、求人雑誌貰いに行こう」
私は立ち上がり、近くのコンビニまで行くことにした。