前世の旦那様の所に住み込みで働くことになりました!

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「っていうか、面接に行くならまずは電話しなきゃだ…」 私は店の前で社会人として大事なことを思い出し、スマホを鞄から出そうとゴソゴソしていると…。 「君、どうしたんだい?」 店の裏の勝手口のほうからこの店の従業員であろう男性が出てきて私に声をかけてきた。この人はいつから私のことを見ていたのか分からないけれど、店の前をウロウロしていたら不審がるよね。 「実は、私、この宣伝を見てここで働かさせていただきたいと思いまして今からまずは電話をと思っていたんです。あ…このような世間の状況だしこの世界のベテランしか働けないのでしょうか?!私、全くのド素人なんです!!」 ここで働けないならまた次を探さなきゃいけない。本当はここでも働きたくないけれどこれから生きていくには今は働く環境に文句を言っている場合じゃない。もう一度言う、私にお金は本当にない!!
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