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「はぁー?生徒がかわいい?」
「うん」
蕉也は自分の部屋で大騒ぎ。
「どう見ても子供ばっかじゃん」
「そーでもない」
「…まじか。ロリ趣味?」
「ひでー」
「まーやる気がでるならいーんじゃね?はー俺も進学クラスだけがいい。なんか、ばんばん進められないし、やる気ない子多いし」
「ふーん、しょーやもやる気ないじゃん」
「あーそうだけど」
「だって授業の予習なしでしょ?しょーやはんぱね」
俺はまとめることにひたすら時間をかけて、どうやったらうまく伝わるか考えてる。
「まー楽にやって金もらえるっていいな」
「すごいな、蕉也みたいに俺も要領よかったらいいのにな」
のろい自分。はー、がっかりするよ。
「ん!田水から電話だー!」
メールしといてよかった。何日か前だけど。
塾の面接受かったって。
「神田くん、連絡遅くなってごめん」
「ううん。田水元気にしてる?」
「まぁ、うん」
「俺はね、蕉也の部屋にいるよー」
「家近いの?」
「隣の部屋!心強いでしょ?」
「それはよかったね。それより、面接受かったって。よかったね」
「蕉也も一緒に面接受けたから、よかったのかも」
「そうなんだ。楽しみだね」
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