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「奥さん?って?なんの話だ?」
おーさすがしょーや!俺の疑問に思ったことをすぐ聞いてくれる。
「しょーやくん知らない?優くん結婚して子供いたんだよ?」
は?…艶耀は架空の話をするのか?
「おい、嘘つくな」
「陽くん。本当なのに。そっか、みんなに話してないんだね…」
「おい、艶耀。でたらめ言うなよ」
「そう思うなら、それでいいよ」
なんか妙に大人な対応の艶耀。むかついてきた。
「お前さ、足助優は迷惑してんじゃねーの?お前お節介がすぎるんだよ!まじで」
「陽くん。今日は帰るね」
そそくさと艶耀は出て行った。
やばい、あれ怒ってたんだろうか?
「あいつ、なんか出て行ったな」
しょーやは呆れるほど適当。はぁ…肥後さんのことも聞かないうちに帰らせてしまった。
そもそも足助優の話を持ち出すのが悪い!
なんであいつは、足助優に執着してるんだ。
そんで、別れたって…
そもそもあいつのこと全然知らないし。
俺にどうしろっていうんだ!
もし、艶耀が本当のこと言ってたら。
俺と同じで別れたのは一緒でも、理由は違うはず。俺は仕方なく別れた。
あいつはきっと、うざくなって捨てられたに違いない。
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