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和希さん
「へー寮」
優くんが寮に住んでいることを、和希さんに一生懸命話した。
「住んで良いって!面白そうだし、だめかな」
「いいよ」
「わーい」
「艶耀は自由にしてるのが似合うな」
それから優くんとすごす。優しくて面白くて…楽しい!
でもまだ会いたい人がいた。
その人は、偶然にも走ってたところ見つけた。金髪だけど間違いない!でも、あの制服どこの?人だかりで話しかけられなかった。
それを和希さんに質問する。
「あー、それは私立高校だね」
「優くんと違う制服だったらそこなの?」
「間違いないね。でも、そこは頭がいい人が行くとこだよ」
「えー!じゃあ陽くん…頭いい?」
「だろうね」
とりあえず翌日、校門で待ち伏せ。で、見つけた。
「おーーい!陽くん!」
「え、誰」
「えんよーだよー」
「え、えんよー?お前が?」
「ふふーん!陽くん金髪!」
「なんでこんなとこに?」
「引っ越してきたよ!ねーあそぼー」
「は!?」
そんな驚かなくてもいいのに。
「俺とあそぼーよ」
「いやいや、なんなんだ?」
「陽くんと遊びたいー!」
「まじどうした」
「保育園のときみたいに話そう!」
「いやそれいつだよ」
「楽しかったんだよねー!それより陽くん!頭いい学校とかすごーい」
「いやたいしたことない」
「えんよーには無理って言われた」
「は?誰に?」
「ゲーセンとか行こうね!ほらー!」
「おい、話…」
「うん?こっちこっちー行くよー」
「無理だし!」
遊びに誘ったけど、すぐには遊んでもらえなくて何度かチャレンジして、やっと遊んでもらえた。でも、勉強とか、いろいろ忙しいみたいだった。
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