和希さん

1/4
前へ
/24ページ
次へ

和希さん

「へー寮」 優くんが寮に住んでいることを、和希さんに一生懸命話した。 「住んで良いって!面白そうだし、だめかな」 「いいよ」 「わーい」 「艶耀は自由にしてるのが似合うな」 それから優くんとすごす。優しくて面白くて…楽しい! でもまだ会いたい人がいた。 その人は、偶然にも走ってたところ見つけた。金髪だけど間違いない!でも、あの制服どこの?人だかりで話しかけられなかった。 それを和希さんに質問する。 「あー、それは私立高校だね」 「優くんと違う制服だったらそこなの?」 「間違いないね。でも、そこは頭がいい人が行くとこだよ」 「えー!じゃあ陽くん…頭いい?」 「だろうね」 とりあえず翌日、校門で待ち伏せ。で、見つけた。 「おーーい!陽くん!」 「え、誰」 「えんよーだよー」 「え、えんよー?お前が?」 「ふふーん!陽くん金髪!」 「なんでこんなとこに?」 「引っ越してきたよ!ねーあそぼー」 「は!?」 そんな驚かなくてもいいのに。 「俺とあそぼーよ」 「いやいや、なんなんだ?」 「陽くんと遊びたいー!」 「まじどうした」 「保育園のときみたいに話そう!」 「いやそれいつだよ」 「楽しかったんだよねー!それより陽くん!頭いい学校とかすごーい」 「いやたいしたことない」 「えんよーには無理って言われた」 「は?誰に?」 「ゲーセンとか行こうね!ほらー!」 「おい、話…」 「うん?こっちこっちー行くよー」 「無理だし!」 遊びに誘ったけど、すぐには遊んでもらえなくて何度かチャレンジして、やっと遊んでもらえた。でも、勉強とか、いろいろ忙しいみたいだった。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加