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学校では、友達と遊んだり勉強したり。なんだか不思議。朝から牛の世話はしない。
でも、ずっとやってたから、習慣になってて朝は早く起きてしまう。だから、優くんを起こさないようにして散歩という名の走り込み。階段をダッシュしたり、誰もいない道路を走るのは楽しい。
優くんは、朝ごはんを用意してくれる。コンビニのいらないやつだけど。俺のこと、しっかり見てくれる。
「ねー、優くん」
「おい、ゆっくり食うなよ…遅刻するじゃん!」
「まつげ長いねー」
「はぁ…余裕あるじゃんか」
大慌てでご飯を食べる優くん。たぶん、優くんは食べるの遅い。だから大慌て。俺は別に、早くも遅くも食べられるし、走っていけば、学校なんて近いからすぐだ。
「優くーん、デザートないの?」
「は?プリンあるだろ?」
「プリン以外にして!」
「えー、ちょっと待てよ〜」
結局、俺のために探してくれるんだ。優くんは面倒見がいいよね。
「これならあった」
「ヨーグルトー!いる!」
もらってすぐ食べる。そういえば、家で作ってたな。めんどくさかったけど、トレーニングになるからやれと言われてたなぁ。あーだから、父は腕の筋肉ばかりついてるのか。そもそも、父はマラソン選手じゃないし。陸上やってたって言ったわりには、腕ばっか鍛えてたな。バランス悪い。
「行ってきまーす」
「なに!?もう食ったのかよ!はえー」
大急ぎで和希さんの家に。娘は学校もう行ったかな?
「おはよー」
「艶耀、おはよう」
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