2人が本棚に入れています
本棚に追加
家の仕事
毎日、朝4時に仕事をスタート。
牛の世話をする。放牧して、7時には一旦集めて…とするのだか、広い敷地なので見つけるのが大変だ。というわけで、遅刻する。
姉の裟南は、手伝うけど学校忙しいからあんまり手伝ってくれない。
部活は陸上部だけど、朝練は出られない。
夕方も遅くまではいれない。
全国大会では優勝しなかったし、そんなに足は速くないのかな。
「ねー!裟南!探すの手伝ってよ」
「艶耀、遅刻するから。そんなのお父さんに任せなよ」
「えー気になるから自分で探すー」
どこいったんだー
部屋掃除してる間に遠いとこまで行っちゃうとか、足腰強いんだからー!
やっと見つけて、学校に行く準備をする。
「艶耀、お前まだいたのか?」
「さっき見つけた」
父は、乳搾りしてるよ。
「遅刻だろ」
「あー!体育なのにー!急がないと!」
慌ただしく走って出て行く。今の時間は、バスなんかないから、学校まで走る。20kmくらい楽勝!トレーニングになる。
ふんふん!
「艶耀!遅刻しすぎだ!もう給食」
「えーそーなの?うわーショック」
体育、間に合わず。今日はバスケだったのにー
「給食食ったらみんなで遊ぼー」
「いつも思うけど、艶耀20km走ってきてるのに…なんつー体力」
「でも体育間に合わなかったよー足遅い!」
間に合うと思ったのなぁ。
最初のコメントを投稿しよう!