家の仕事

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家の仕事

毎日、朝4時に仕事をスタート。 牛の世話をする。放牧して、7時には一旦集めて…とするのだか、広い敷地なので見つけるのが大変だ。というわけで、遅刻する。 姉の裟南(さな)は、手伝うけど学校忙しいからあんまり手伝ってくれない。 部活は陸上部だけど、朝練は出られない。 夕方も遅くまではいれない。 全国大会では優勝しなかったし、そんなに足は速くないのかな。 「ねー!裟南!探すの手伝ってよ」 「艶耀、遅刻するから。そんなのお父さんに任せなよ」 「えー気になるから自分で探すー」 どこいったんだー 部屋掃除してる間に遠いとこまで行っちゃうとか、足腰強いんだからー! やっと見つけて、学校に行く準備をする。 「艶耀、お前まだいたのか?」 「さっき見つけた」 父は、乳搾りしてるよ。 「遅刻だろ」 「あー!体育なのにー!急がないと!」 慌ただしく走って出て行く。今の時間は、バスなんかないから、学校まで走る。20kmくらい楽勝!トレーニングになる。 ふんふん! 「艶耀!遅刻しすぎだ!もう給食」 「えーそーなの?うわーショック」 体育、間に合わず。今日はバスケだったのにー 「給食食ったらみんなで遊ぼー」 「いつも思うけど、艶耀20km走ってきてるのに…なんつー体力」 「でも体育間に合わなかったよー足遅い!」 間に合うと思ったのなぁ。
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