運命の人1

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運命の人1

こんにちは。 私ルリカは結婚したり離婚したりの繰り返しの人生をこれまで過ごしてきた。 今は離婚しているから一人暮らし。 何でこんなに恋愛に関しては運が悪いんだろう。 もう最近は一人暮らしでもいいやとかもう諦めている。別に彼氏なんていなくてもいいし。 次の日、ルリカの友達のアヤナが遊びに来た。 「ねえ、早速だけどルリカさ、いい人紹介してあげる」 私はもう恋愛には無関心だからてきとーに返事をした。 「へー。どんなひと」 「ちょーイケメンなのー!」 私は戸惑った。どうすればいいのかな、、、とりあえず会ってみるか、、、 「ま、とりあえず会ってみないとわからないし、聞いてみるよ!」 「あ、、うん。わかった。」 そのイケメンに会う日が決まった。今度の日曜日。今は、、水曜日!?やばい。それまでに準備とか色々しなきゃだし、土曜日って仕事あるよ、、 などと焦っていたがアヤナがせっかく予定とか合わせてくれたし、いいかなー 今日。実際にそのイケメンに会う日。 緊張する。 手に汗がたくさん出てきた。 緊張して、もうアヤナの言葉も耳に入ってこない。 恋愛無関心の私にそんな人、通用するのだろうか、、、などとひとりでかんが えてしまう。これでまた失敗だったら、、、もう終わりだ、、、 「もうそろそろ来るよー!大丈夫?気持ちとか整えてたほうがいいよー!」 「う、うん、、、」 彼が来る時間が一刻一刻とと迫ってくる。 心臓が飛び出そう。 今すぐ叫びたいほどの抑えきれない、なんとも言えない気持ちだ。 「あ、きたよ!」 「ほんとだ、、、」 「この人が紹介した人!自己紹介してあげな!」 「こんにちは、僕の名前はケイです。」 「こ、こんにちは」 「僕はいま独身で、何度も結婚と離婚を繰り返しています。」 え? 私は運命だと思った。だって私と同じ状況、、、 「あのー」 「ん?」 「わたしも同じです。わたしも結婚と離婚を繰り返しています。」 顔が赤くなっているのがわかる。 「え、、、」 ケイも運命だと思ってるんだろう、あの表情は。
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