暗がり列車
50/86
読書設定
目次
前へ
/
86ページ
次へ
ぞわっ!! っと久藤の背筋の皮が一斉に泡立った。 「も、もう来やがったか!?」 慌てて車掌室の入口の小窓から、1両目の中を覗き見る。
未
(
ま
)
だ、その姿はない。だが確実に近づいている。粘ついた音を撒き散らし、瞳のない眼でこちらを見据えながら。あの化物がこちらへ向かってきている。 試練の時は来た。 ただの人間である久藤は、正体不明の化物を
躱
(
かわ
)
して
4
両
目
にたどり着かなければならない。
/
86ページ
最初のコメントを投稿しよう!
17人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
1,050(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!