君と最後の1年間

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結衣が俺を強く抱き締める…。 「…あはっ……。何で泣いちゃったんだろう…。…ごめんね。…私…おかしいよね…。」 結衣の目からボロボロと涙がこぼれる。 結衣と過ごす時間が楽しければ 楽しいほど、 切ない。 …結衣。ごめん。 「…なんで?。」 ……結衣が…1人で苦しんでるのに気付かなくて…ごめん。 「…ごめん…とか、言わないで。…悲しくなる…から…ありがとうって言って?。」 …そしたら…結衣が1人で苦しんでるのに気付かなくて…ありがとう?w 「あはっw。」 俺も思わず笑ってしまった。 こうやって二人で笑い合える、。 「……笑えるということは、生きてるということ…。泣けるということは、生きてるということ…。」 結衣はポソッとつぶやく。 え。ごめん。何か言った?w 本当は結衣の言ってる事が分かっていたけど、聞こえてないフリをした。 「…別に…何でもないよ…。」 いきなり結衣は俺から離れる。 「…よしっ…!これからどうする?」 結衣はベンチの上に立つ。 「今から教室に戻ったら1発アウトだし~… ……駆け落ちでもする?。」
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