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実家に戻った際、奏芽さんとふたり、ツインのお部屋に泊まって。
ベッドは別々でも、大好きな奏芽さんと同室にいるんだと思っただけで意識しまくって眠れなかったのをふと思い出した私は、心臓が破裂しそうに騒ぎ始めてしまう。
ベッドを見て固まった私をそっと抱き寄せて、奏芽さんが小声で問いかけてくるの。
「ツインのほうが良かった?」
って。
私は、気遣うような……どこか不安そうなその声音に、戸惑いに揺れる瞳で、でもしっかりと奏芽さんを見上げた。
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