ル・ラパン・エレ

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***  四季(しき)ちゃんとのメッセージやり取りから受けた衝撃から何とか落ち着いてきた私は、あまり遅くなったら奏芽(かなめ)さんに心配かけちゃう!と、慌ててお風呂場に飛び込んだのだけど――。  目の前にドン!と横たわる大きな浴槽に目が釘付けになった。  あーん、そう!  ここ、こんなに大きなバスタブがあるんだった!  浸かれないの、残念だなぁ。   ジャグジーも付いているみたいだし、何だかスイッチを入れると泡の中、浴槽の底が淡く色んな色に光るようにも出来るみたい。  どうしよう!  すっごくやってみたいっ!  思ったけれど、入りがけに奏芽(かなめ)さんに言われた言葉を思い出して、フルフルと首を振った。
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