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見知らぬ男性全てが怖くて堪らないとか……。
世の中の半分は男性なんだから、彼らを避けて生活することなんて土台無理な話なのに、私、無意識にそんな環境を求めてしまっている。
もしかしたら私がひとりで出歩けなくなってしまった理由はそれだけじゃないかもしれないけれど……。
でも、そこが1番のネックなんじゃないかと、過去の奏芽さんに触れられる夢を見て気付かされたの。
例えそれが手前勝手な強引さだとしても……奏芽さんが相手なら構わないって思えた所以。
それは、私を押さえつけたのが〝奏芽さんだから〟に他ならない。
他の人には許せないことも、奏芽さんになら私、呆気なく許せてしまう。
私にとって奏芽さんは〝特別な人〟なんだ。
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